
ランドセルを安く買おうと思ったとき、候補に上がるのがアウトレットランドセルです。
様々な理由により定価以下で売り出されているランドセルのことで、毎年絶大な人気を誇っています。
型落ちやアウトレットランドセルの情報は大々的に告知されることがあまりなく、「狙っていたけど気付いたら終わっていた」なんてこともしばしば…。
安く購入できるからこそ安易に考えず、慎重に選ばなければならない場合もあります。
アウトレットランドセルのメリットとデメリット、購入時に気をつけるべきことをまとめました!
各ブランドごとのアウトレットランドセル情報も記載しているので、気になっている方は一度チェックしてみてくださいね!
アウトレットランドセルと型落ちランドセルの違い
ランドセルを安く購入できるアウトレット市場では、「アウトレットランドセル」と「型落ちランドセル」、大きく分けて2つの表記があります。
アウトレットランドセルとは、誰の手にも渡っていないランドセルが様々な理由で安くなって販売されているものすべてを指します。
それ対し型落ちランドセルは、昨年より以前の古い型番・シリーズのランドセルのことを指します。
アウトレットランドセルの中の、型落ちランドセルってイメージですね。
アウトレット販売されるランドセルは様々な理由で安くなっています。
具体的にどのような理由で安くなっているのか、今まで見てきたアウトレットランドセルのパターンをまとめました。
先ほども紹介した、いわゆる「型落ちランドセル」というやつです。
去年生産されていたけど今年は作られていないモデルや、今年からリニューアルしたランドセルのリニューアル前のモデルなど、今年は正式販売されていないランドセルが安く販売されます。
フィットちゃんやセイバンで販売されるランドセルの多くは、この型落ちランドセルです。
型落ちランドセルの場合、値引かれる金額は製造されたのが何年前であるかや、搭載機能により変わります。
例えば、今年の最新ランドセルと機能面で全く差がないけれど、デザインが去年版の旧式なためアウトレットになったランドセルは、だいたい10%~数千円程度のお値引き。
逆に、生産された年が3~4年前で機能面も旧式であるモデルや、最近では需要がかなり低くなったA4クリアファイルサイズのランドセルなどは30%~70%ほど値引かれることもあります。
基本的に、安ければ安いほど最新モデルとの差が大きいと考えてOKです。
モデル自体は最新でも、店頭で展示品・サンプル品として飾られていたランドセルが安く販売されることもあります。
展示品の販売は、工房系ブランドに多いアウトレット販売ですね。
機能やカラーはすべて最新モデルですが、店頭に飾られていたため多くの人が触ったり、背負ったりしたモデルということになります。
もちろん可能な限りきれいにしてくれるとは思いますが、完全な新品とは言えないランドセルなので安くなるんですね。
お値引きはブランドによって差がありますが、大体5,000円~1万円程度のお値引きが一般的かなと思います。
展示品だったことが気にならないのであれば、最新モデルを通常より安く購入できるのでメリットが大きい買い物であると言えますね。
こちらも数が少ないですが、工房系ランドセルでときおり見かけるアウトレットランドセルです。
製造の過程で少し傷がついてしまった、パーツが歪んでしまった…など、機能的には問題ないけど正規品として販売できないモデルがアウトレット価格で販売されます。
アウトレットとはいえ販売できるレベルではあるので、言われないと気付かないほど小さなキズやほつれが原因になっていることが多いですね。
もちろんその傷やほつれを確認し、納得ができた人でないと購入できません。
お値引きはその傷などの範囲や程度によって変わります。
また、製造過程で起きる不慮の事故のようなものなので、毎年必ず販売されるわけではありません。
たまたま正規品にできないランドセルが出来てしまった時のみ販売されます。
中古ランドセルはアウトレットではない!
現在、メルカリなどで販売されている超格安ランドセル。
1万円台から、安いものだと数千円で購入できるランドセルもあります。
それらの超格安ランドセルは公式で販売されているアウトレットランドセルではなく、中古ランドセルの可能性が高いです。
地域によっては低学年の頃しかランドセルを使わないため、数年使用しただけの比較的きれいな中古ランドセルが出品されることがあります。
何万もかかる買い物だと思っていたものが1万円くらいで済むと思うと非常に魅力的ですが、一度人の手に渡り、知らない子が背負った中古品です。
もちろん中古ランドセルでも十分使えるくらい最近のランドセルは質が良く丈夫ですが、アウトレットランドセルとはまた別枠なので注意しましょう。
型落ちランドセルのデメリット
意外と見落としがちな型落ちランドセルのデメリット。
些細なことから結構大きなことまであるので、気にしない方もいるかも。
その年のモデルを購入するときと比較して、デメリットに感じるなと思うものをリストアップしました。
- 販売されるモデルが限られている
- 販売される期間が限られている
- 販売開始のタイミングが遅い
- 公式サイト以外で購入する場合、公式の保証が受けられない
アウトレットランドセルとして販売されるのは過去に売れ残った商品が中心です。
フィットちゃんや天使のはねは大手メーカーのため在庫が豊富ですが、それでも人気であることに変わりはないので人気モデルは売り切れることも当然あります。
つまり、すべてのモデルやカラーが格安販売されるわけじゃないんですよね。
狙っていたモデルやカラーが販売されるとは限らないんです。
例えば男の子のモデルは販売数が多くて、女の子モデルは少ない…なんてことも普通にあります。
特にフィットちゃんなんかは、A4クリアファイルサイズのものばかりでした。
6年間使うものですし、カラーや容量は妥協できない方もいると思います。
販売されるモデルは、実際に販売が始まらないとわからないこともネックかなと思います。
型落ちランドセルのメリット
型落ちランドセルのデメリットを長々と説明してきました。
じゃあメリットは?と聞かれると…
ぶっちゃけ安いことが一番のメリット!
安いことがメリットっていうのも、元々はもっと高値で販売されるはずの高品質なランドセルが低価格で販売されている、ということです。
型落ちランドセルになってしまったランドセルは、デザインが昨年より以前のものであるというだけで基本性能は最新のものと変わりません。
多少の改良は重ねられていると思いますが、大幅に機能を一新しない限りはデザイン以外同じなんですよね。
だからお得なんです。
買うべきなの?やめとくべきなの?型落ちランドセル
型落ちランドセルのデメリットばかり上げてしまったので、型落ちランドセルはやめとけ!って言っているように聞こえるかもしれませんが、そういうつもりはまったくなく!笑
高品質なものを安く買える分、手に入れるまでに苦労しなければならないことが多いですよというだけで、いいものに出会えたならば買っちゃっていいと思います!
型落ちランドセルだからいじめられたりしないかな?って思うかもですが、専門家でもない限りパッと見ただけで型落ちかそうじゃないかなんてわかりません。
ブランド別アウトレットランドセル販売情報
販売開始 | 秋~冬 |
---|---|
割引率 | 30~50% |
セイバンは公式サイトでアウトレットランドセルの販売が行われます。
販売されるモデルは基本的に昨年以前の型落ちランドセルがほとんどです。
セイバンは1~2年程度で大きく機能を変更することがないので、型落ちでも十分な機能を備えたランドセルを格安で購入できます!
販売開始 | 秋~冬頃 |
---|---|
割引率 | 10~40% |
フィットちゃんは冬頃にアウトレットランドセルの販売が始まります。
販売されるランドセルは型落ちランドセルがメイン。
A4クリアファイルサイズのランドセルが販売されているので、購入する際はモデルのサイズを確認しましょう◎
販売開始 | 秋~冬頃 |
---|---|
割引率 | 約10% |
池田屋は公式サイトと楽天の店舗で購入できますが、アウトレットランドセルは楽天店舗のみの販売です!
楽天では公式店舗ではないストアも出てきてしまうので、池田屋の公式サイトから楽天に飛ぶと安心です。
アウトレットランドセルの販売開始は明確に発表されていませんが、販売数が少ないことと人気が高いブランドなので完売は早くなります。
早めにチェックしておくと良いですね!
販売開始 | 夏~ |
---|---|
割引率 | 1,000円~10,000円引き |
鞄工房山本のアウトレットランドセルはこれまで店頭のみでしたが、Webからも購入できるようになりました。
販売は2022年度も夏頃から始まり、現在も販売中です。
販売モデルは旧モデルサンプル品、旧モデルアウトレット品、今年度のアウトレット品。
割引価格はモデルによって違い、店頭で確認する形になります。
販売開始 | 秋~ |
---|---|
割引率 | 不明 |
萬勇鞄のアウトレットランドセルはこれまで店頭のみでしたが、Webでも購入できるようになりました。
萬勇鞄のアウトレットランドセルは非常に人気で、人気カラーや人気モデルはすぐに完売してしまいます。
アウトレットで狙っているランドセルがある方は、早めにチェックしておいて販売開始直後に購入できるといいですね。
販売開始 | 終了 |
---|---|
割引率 | 不明 |
村瀬鞄行は名古屋店・梅田店でアウトレットセールを開催します。
店頭でアウトレットランドセルだけを並べたコーナーから選べるので、他のブランドよりもアウトレットランドセルを購入しやすいかもしれません。
ただし日程が限られているので注意が必要です。
2022年度のアウトレットセールは現在終了しているので、村瀬のランドセルが欲しい方は新品のランドセルを購入しましょう。
土屋鞄や黒川鞄はアウトレットランドセル販売なし!
人気の工房系ブランドのアウトレットランドセルがほしい!って方も多いと思いますが、中にはアウトレットランドセルの販売がないブランドもあります。
年々アウトレット販売をしてくれるブランドは増えてきていますが、土屋鞄や黒川鞄などはまだ未対応です。
注意してほしいのは、楽天やAmazonなどで販売されているアウトレットランドセル。
アウトレットを公式で販売する際は、必ず公式サイトで告知されます。
告知がないのに販売されている工房系ブランドのランドセルは、正規品じゃない可能性も考えられます。
工房から独自に仕入れていたとしても(そんな事ができるかは不明…)、公式の保証が受けられるとは限らないのでしっかり確認しましょう。
アウトレットランドセルを購入できる場所は?
アウトレットランドセルを購入できる場所は主に3つです。
ブランドWebサイトでの販売が一番多いですね。
各ブランド公式サイトなので信頼できますし、昨年より前の型落ちランドセルでも購入した年に合わせて6年間の保証がついてきます。
個人的にも、公式Webサイトでの購入が一番おすすめです。
傷やほつれなどの訳あり品を販売することもあるので、納得して購入してもらえるよう店頭限定で販売しているブランドも少なくないですね。
全国で1~2店舗に限られてしまうので購入できない人も多いのが難点ですが、見に行ける方はなぜアウトレットなのか解説してもらいながら選べるので安心です。
店頭販売の場合、アウトレットセールを行う日付も決まっていることが多いので、事前に情報収集を怠らないようにしたいですね。
「ランドセル アウトレット」などで検索すると、楽天のページが出てきますよね。
池田屋のように公式で出店している場合は良いのですが、公式じゃないショップも多く出品しています。
6年保証があると書かれていても、メーカーやブランドオリジナルの保証ではなく、その販売しているショップ独自の保証になる可能性もあります。
悪くはないですが、公式ショップや公式サイトで購入するより不安が残るなと感じますね。
楽天などで購入する際は、ショップの評価や保証などをしっかりチェックしましょう。
3万円以下の低価格帯ランドセルランキング
基本的に型落ちランドセルを探してる方の予算って1~3万円くらいって方が多いですよね。
ここまでの情報を踏まえ、型落ちランドセルはやめておこうかなって思った方、まだ迷っている方もいると思います。
型落ちランドセル以外で、安くていいランドセルを買うにはどうすればよいのでしょう?
フィットちゃんや天使のはねの公式サイトで型落ちランドセルを買おうとすると、約3万~4万円です。
実は、3万円台まで予算を増やすと、最新のモデルで、充分な機能がついたランドセルを購入できます。
せっかく3万円台でも最新式のランドセルが買えるなら、なんかそっちのほうがお得な気がする!
3万円台のランドセルのおすすめランドセルをランキング形式でご紹介します!
価格 | 35,000円(税抜) |
---|---|
素材 | クラリーノエフ ※パールカラー、メタリックカラーはクラリーノレミリカ |
重さ | 約990g |
カラーバリエーション | 全24色 |
おすすめ第1位はイオンの代表的なランドセル、24色ランドセルです。
イオンは今のようにカラフルなランドセルが流行し始める前から24色ランドセルを展開し、時代を先取っていたようなイメージがあります。
今はイオンも4万~6万円のランドセルが多いのでこの24色ランドセルは埋もれがちですが、この価格では十分すぎるほどの機能がついてます。
背カンや肩ベルトはふわりぃのものを使用しているので品質はとても良く、もちろんA4フラットファイル対応サイズです。
イオンなので、イオンカードのポイントが貯められたり、イオンのセール時に買うとさらにお得に買うことができるところもかなりおすすめポイント。
上手に買えば、35,000円より遥かにお安く買えちゃうかもです!
価格 | 通常販売価格:47,000円 WEB販売価格:34,000円 |
---|---|
素材 | クラリーノエフ |
重さ | 約1,080g |
カラーバリエーション | アクア×ベビーピンク チョコ×ベビーピンク ラベンダー×ベビーピンク チェリー チョコ |
おすすめ2位は、安定のフィットちゃん。
実はA4フラットファイルサイズにこだわらないのであれば、フィットちゃんも3万円台で買えちゃうんですよね。
あと5,000円くらい上乗せすればA4フラットファイルサイズも買えちゃうので悩みどころかもしれませんが…(笑)
機能面で見れば1位のイオンよりフィットちゃんのほうが優れていると私は思います。
一応、両方共実物をしっかりチェックしての意見です。
フィットちゃんが2位の理由は、3万円台で買うためには公式通販を利用しなければならない縛りがあることですね。
イオンは通販でも、店頭でも価格は同じ。
しかも、店頭ではセールなどにかぶればさらに安くなります。
純粋に価格面で見るとやはりイオンのほうが安く、利便性もあるのでフィットちゃんは2位になりました。
<td全12タイプ
価格 | 30,556円(税抜) |
---|---|
素材 | タフガートライト |
重さ | 約1,110g |
カラーバリエーション |
低価格ランドセルといえば、ニトリを思い浮かべる方も少なくないのではないでしょうか。
3万円台ランドセルおすすめ3位は、ニトリのメチャピカ わんぱく組シリーズ。
ニトリのランドセルは価格帯がいくつかに分かれていて、話題になった1万円以下ランドセルや2万円台ランドセルよりは少しグレードが上のものをチョイスしました。
とはいえ価格は税込33,000円。
ランドセルとしては破格なお値段であることに変わりなしですよね。
ニトリのランドセルがあまり良くないと言われていたのは、1万円以下の格安ランドセルが主な原因で、メチャピカくらいのランドセルであれば口コミも案外良好だったりするのでおすすめなんです。